腸内細菌は私達が食べた食物を様々な成分に変えて健康維持に役立っています。

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健康豆まめブログ

腸内細菌は私達が食べた食物を様々な成分に変えて健康維持に関わっています。

2024/09/08

腸内細菌が主役の新しい栄養学

私達の腸の中には腸内細菌が棲んでいます。

この腸内細菌の働きによって栄養学の考え方が変わってきました。

従来の栄養学では食物が咀嚼され、酵素によって分解され、

胃や腸で消化・吸収されて栄養になると考えられてきました。

しかし、近年、従来の栄養学で考えられた流れのほかにもう一つ有ると考えられています。

それは、私達が食べた食物は酵素によって分解された後、腸に棲んでいる腸内細菌がそれを食べ、

加工・代謝した物を消化・吸収して私達の栄養になっているというものです。

 

腸内細菌によって代謝(様々な栄養素が合成・分解されていく過程)されたものは、

ビタミンやホルモン等、その他様々な栄養分をつくり出し、私達の健康に役立っています。

今まで、ビタミンは、食べ物から摂り入れなければならないものと考えられていましたが、

近年、研究によって、腸内細菌がビタミンをつくり出している事が分かってきました。

現在、分かっているものだけでも、ビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6、

ビオチン、葉酸、B12、ビタミンC、ビタミンKなどがあります。

また、消費カロリーについても摂取カロリーのおおよそ20%を腸内細菌が消費していると考えられています。

腸内細菌は私達が栄養を摂取するにあたり大きな役割を果たしています。

私達人間と腸内細菌は共生関係にあるといえるのです。

 

腸内細菌についてもう少し詳しく知りたい方は、下記のボタンをクリックして

「腸内細菌とコッカス菌」のページをご覧ください。

※コッカス菌は、腸内細菌の中の乳酸菌の一種です。