余分なコレステロールの体外排泄に関わる腸内乳酸菌
2020/02/04
私達の消化管には腸内細菌が棲んでいます。
腸内細菌は私達が食べた食物や消化器から分泌されるものを栄養にして生育・増殖して
色々な種類の物質を作り出しています。
近年、腸内細菌が作り出すものは、消化管を通して体内に吸収され、
私達の健康に多大なる影響を与えている事が分かってきました。
ご存知のように現代人の食生活は、欧米化により、動物脂肪をたくさん取るようになりました。
脂肪分の摂り過ぎは、コレステロール値を上げ、血管壁にコレステロールを沈着させて動脈硬化を進行させます。
その過剰に摂ったコレステロールの体内蓄積を抑え、体外へ排出する腸内細菌が、人間の腸内細菌から発見されました。
血清コレステロール値が、高い人と低い人の腸内細菌を調べた所、血清コレステロール値が低い人には、特定の腸内細菌が多く存在する事が分かりました。
その腸内細菌は、体内に取り込まれた糖を分解して多量の乳酸や酢酸を作り出す菌で、それを発見した研究者が、「エンテロコッカス・フェカリス・AD株101」と命名しました。
「エンテロコッカス・フェカリス・AD株101」のウサギを使った動物実験を行いました。
正常なウサギを2グループに分け、片方のグループにコレステロールの高いエサを与え、
もう一方には、コレステロールの高いエサとエンテロコッカス・フェカリス・AD株101
を与えました。それを約3ヶ月間続け、解剖して、体内の各種臓器などを調べました。
その結果、コレステロールの高いエサだけを与えられたウサギでは、至る所にコレステロールが蓄積されていました。
しかし、コレステロールの高いエサと同時にエンテロコッカス・フェカリス・AD株101も与えられていたウサギは、清浄食と同じような状態でした。
このような腸内細菌が、私達の腸の中にたくさん存在すれば、心臓病や脳卒中などの生活習慣病の予防が期待されます。
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「コッカスプレンティワン」は、腸内フローラの菌叢バランスを整え、免疫細胞を増殖して、生活習慣病の予防・改善に役立つと言われています。
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